“ゲストハウス”を継続していく為の選択。

これからのゲストハウスの運営について考えたときに
大きなテコ入れをしないと状況は良くはならないと思っていました。

希望的観測で言えば
あと4、5年耐えれば宿の乱立も落ち着き
それに伴って集客も落ち着くんじゃないかなぁ。
それくらいはなんとか持つかなぁ。

くらいに思うところもあります。

また、個人経営なので
自分たちの遊べるお金を削ったり
返済を長期化させて貰ったりすれば
夫婦で食べていけるだけはまかなえるかもしれません。

だけど、それは経営ではないと思っています。
(良し悪しの話ではありません)

 

自分の事業だからこそ
自分がやりたいように
自分の発想で事態を改善する方法を考え
上司にお伺いを立てずに行動できる。

それをやらずに嵐が過ぎるのを待っていてはもったいない。

一度しかない人生
せっかく自由の利く自営業者になれたのだから。

 

ではなにができるのか。

そう考えた時に二つの選択肢が思い浮かびました。

1、年々右肩下がりのドミを廃止し、個室に作り変える。

2、全く新しいサービスを生み出し、ドミの集客を増やす。

宿を継続したいのであれば
おそらくこの二つ以外に状況を大きく打開できる術はないのかなと思いました。

 

ここで僕は、“2”を選択し、それを実現させる為に
good hostels kyotoを立ち上げました。

 

そんなことをしているうちに東京のホステルオーナーさんから
「ホステルパス」という
新しいサービスの紹介を受け
参加することにしました。

ホステルパスは、定額でホステルに泊まり放題できるサービスです。
これこそ正に、集客を増やすための全く新しいサービスでした。

“ホステルパス”

 

一方で、スズキゲストハウス開業前から参考にさせていただいていた
金沢のゲストハウスは、開業から3年半で閉店し、
新たに個室のみ、無人チェックインの宿泊施設に改装するそうです。

これもやはり、今後を見据えた的確な経営判断だと思います。

“黒字のゲストハウスをつぶす理由”

理想を追い求められるうちはそうしたい。
けど判断するタイミングは重要。

世界中からバックパッカーが集まるゲストハウスを作りたい。
それが最初に抱いた夢でした。

家族客はイヤだ、ビジネスマンも違う、
とか、そんな排他的な考えではなく
単純にそう思ってました。

1年目は理想を追う形でも十分な収益が上がっていました。
しかし、2年目以降は、ときには前年比10%以上の稼働率の下落する月も見られ
目に見えて繁忙期と閑散期の差が大きくなっていきました。

 

本音を言えば経営形態や理念を曲げず
世界中からバックパッカーが集まる
ドミトリーメインのゲストハウスであり続けたい。

しかしマーケットは僕の理想なんて知る由もなく
常に変化していきます。

おそらく“ホステルパス”の初期のメインユーザーは
フリーランスのビジネスユーザーだと思います。

だけど、全く新しいサービスには予測不可能な可能性があると思います。

今は「耐える時期」ではなく「攻める時期」だと思っています。

理想はまた5年後でも10年後にでも叶えればいい。
嘆いていてもしょうがないので、やれることをやる。
それでもダメならそれまで。

むしろこんな時代だからこそ
大きな刺激を受けられる存在と同じ
「ゲストハウス」という土俵に立っていられることが
とても楽しく感じます。

この状況を楽しみ続ける為にも
この宿乱立の戦国時代で生き抜いてきたいと強く思いました。

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