今回、2軒目のゲストハウスを作るにあたり、京都市の助成金を利用してみようとトライしました。
チャレンジの詳細は過去のこちらのブログを参照ください。
ざっくり言うと、「空いている京町家を利用してゲストハウスを作ると最大で90万円の補助金を出しますよ。」という、これだけ聞いたらやるしかないだろっていうものでした。
入り口は両手を広げて歓迎されているようにさえ感じるんだけど、いざ門をくぐると「本当に助ける気あるんかい!!」と思わされるものでした。
助成金ゲットまでのステップ
最初に要求された提出物は先日のブログで詳細に書いたので割愛。
その後も工事該当箇所の写真を永遠、いろんな角度から要求されました。
ここで改めて助成金受け取りまでのステップをおさらいしてみようと思います。
1、必要書類の提出。
2、申請の受理。
3、賃貸契約。
4、着工。
5、途中経過の写真などの提出。
6、竣工写真の提出。
7、営業許可取得。
8、助成金の支払い。
こんなイメージです。
さて、僕は今回どこでつまずいたかというと、
1、です!!!
位置について、、、バタリ。という感じですかね、
よーい、どん。になる前にこけた感じです。
意味わかんねーか。
その訳を説明すると、まず、必要書類を集めて提出し、それが受理されないと“基本的に”賃貸契約、着工ができないのです。
要するに、今現在空き家の物件を使う、という前提が条件なので、必要書類を提出し、その事実を確認しました、ということで「受理」してもらえないと次のステップに進めないのです。
その必要書類がとにかく膨大。。。
そして今回、一部だけほんの少し増築をしなければならない部分があり、そうなると受理してもらえなくなります。
さらに、今年度の締め切りが3月15日までに受理されないと来年度に回されることとなり、来年度になるとさらに条件が厳しくなると言うことでした。
結果、その一箇所の写真が問題となり、年明けから3ヶ月かかりながらも断念せざるを得なくなりました。
受理されないと契約も着工もできなかったのですが、そんなの何ヶ月も待っていたら、90万もらえたとしてもその分開店が遅れます。90万なんてオンシーズンなら1ヶ月で稼げるので結局何の意味もありません。
じゃあ契約、着工はずっと待たされてたの??と思うかもしれませんが、
実際のところは暗黙の了解で契約し、工事も進めていました。
こんなもの馬鹿正直に受理されるまで待っていたら、そもそも大家さん側が待ってくれないだろうし、それこそ大バカものです。
条件をしっかり把握し、準備を周到にしておかないと無意味。
ということで、結局助成金のために開店が遅れるくらいならそんな労力はムダ。
条件に完全にあった物件を見つけ、必要書類を完璧に準備し、1ヶ月以内に受理される用意ができるのであればやる価値は十分にありますが、非現実的です。
結局はお金に余裕があり、賃貸契約をいつまでも待ってくれるような空き物件を見つけたら十分やれるでしょうね。
いったい誰のための助成金なのやら。
そんなこんなで、今回の助成金チャレンジは失敗に終わりました。。
残念!!