10月1日から1ヶ月の長期滞在をしてくれているフランス人のJack。
パーティー好きだが騒がしいわけではなく
人当たりがよく、気さくでひょうきんな彼が僕は嫌いじゃない。
そんな彼が
「昨日から僕の上で寝ている人が、ものすごいいびきで寝れなかったんだ。」
と言っていた。
ドミトリーには付き物のいびき問題。
彼はそれについて理解してくれていて
だからどうこうしてほしいという注文は特にしてこなかった。
ただその事実だけ伝えてくれた。
その後、僕は当人に直接そのことを伝えると
「ごめんなさい!できるだけ横を向いて響かないように寝ます」
と、素直に受け止めてくれた。
が、しかしだ。
翌朝、Jackからメッセージが入っていた。
「今朝、彼が僕のロッカーの前に服を置いたまま寝ていたんだ。
僕は最新の注意を払って彼にそのことを伝えたんだ。すると彼はものすごい勢いで僕を怒ったんだ。本当に怖かった。」
朝からとても残念になるメッセージ。
幸か不幸か、彼はこの朝すでにチェックアウトしていた。
彼に、「安心して。彼はもうチェックアウトしたから。悲しい思いをさせてごめんなさい。」
とメッセージを書きながらレセプションに出た。
するとレセプションカウンターの中に、一本のボトルが置かれていた。
これは前日、アメリカ人のJonathonが近くの酒屋で友達へのお土産に買っていたGinだ。
酒屋のレジでばったりJonathonと会い
「Gin好きなの?」
「バーテンダーをしている友人が好きなGinなんだ!なかなか売ってなくて、ここで見つけたから買ってあげたんだ。」
「そうなんだ!僕もGin好きだから、次はそれを買ってみるよ!」
と話したら、メッセージを書いたメモと一緒にそのGinを置いていってくれたのだった。
つづく
